
いわき湯本温泉は「道後温泉」「有馬温泉」と並び、1.300年以上も前から愛されてきました。
いわき湯本温泉で最も古い記録は、延長五年(927)の延喜式神名帳に「陸奥国磐城郡小七座・温泉(ゆ)神社」とあることによります。しかし、奈良時代に石城国が設置されたことや陸奥国磐城郡の名があることから、開湯は奈良時代にさかのぼることができるでしょう。
いわき湯本温泉は現在毎分5トンという、全国でも類を見ない湯量の多さです。
福島県では高湯温泉が毎分3トン、東山温泉が毎分2トンですから、いわき湯本の温泉が湯量豊富であることがわかります。
しかし、明治期に大規模な石炭採掘を始め、坑内に湧出する温泉を汲み上げ、温泉面の低下を来し、大正8年には湯脈が断たれました。そのため、昭和40年以降に温泉揚湯会社を設立し、今では毎分5トンの揚湯を確保できるようになりました。(揚湯にもかかわらず、年々温泉面は上昇しております。)
いわき湯本温泉は一般的に「硫黄泉」として知られていますが、いわき湯本温泉にお越し頂いた方でしたらお気づきかと思います。「硫黄の匂いがきつくない。」
そう、あまり硫黄特徴の「腐卵臭」がしないのです。それは、いわき湯本の温泉は【含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉】俗称『硫黄泉』だからなのです。
先にもご説明しましたが、いわき湯本温泉は3種類の混合泉。効能も次のように3つに大きくわけられます。
を始め数々の効能を併せ持っています。